今年の夏~広島編~

 さて。  広島です。路面です。 20060828110917.jpg
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 松山でも思いましたが路面って便利ですねえ。安いし手軽だしすぐ乗ってすぐ降りられる。  あれは実家の方にもぜひ一路線欲しい。  誰か署名でも集めて造って欲しいものです。  さてさて移動です。 20060828110951.jpg
 昼飯を終えて荷物も置いて行き先は平和公園!日本人なら一度は行かねばなりませんて!  (宮島は…………遠かったしめんどくさかったので満場一致で却下しました(汗))  当時爆心地から170メートルにも関わらず生存者がいたというレストハウス地下。  見学を申し込んでまず渡されたのは………… ヘルメットでした。  っておい。  一瞬目が点。何だこれ。  と、係員さんが言いました。 「じゃ、見学終わったらまた言って下さい」  って、マジ?要ヘルメットな危険ゾーン!?  その上、 「右奥の部屋は井戸があって危険ですので入らないで下さいね~」  ってそんな明るく言うな!  っていうか危険なら案内くらいしろよ!  しかし無情にも係員さんは行ってしまいました。  遺されたのはワタクシと連れ。ふたりだけです。 「………………………………」  階段の下は電気が点いているのかいないのか。  薄暗い空間から生温い風が吹き上がってきます。  誰かが下から『おいで…おいで…』と手招きしてるかとも思えそうな錯覚を覚える薄闇。  やべえ。  何かに取り憑かれるかも。 「………………………………」  しかしせっかく申し込んだのですから、と。ここまで来たのですから、と。勇気を出して足を踏み出したワタクシ達。  階下は…………ヒビだらけのコンクリ壁に囲まれた空間でした。漏水だらけの部屋でした。  暗かったです。  怖かったです。  でもこんなとこで被害にあったヒトはもっと怖かっただろうな……。  そう思うと切なくなりました。  さて次。  平和記念資料館です。  あれだけの広さを誇りながらなんと入館料50円!  もっと取ってくれよ、平和のために役立ててくれよ。そう思ったのですが向こうさんが50円と言ってるんだから仕方ないですねえ(^.^;)。  展示内容は…………。  やっぱり日本人、ネズミの国よりもネズミの海よりも、まずここに来るべきだ。  そう思いました。   連れがぽつりと言いました。 「戦争ってひどいね」   うんうん、とあたしも思いました。  それから更に考えました。  戦争=原爆?  いや。ちょっと違う。  原爆投下とは『戦争』という名目の下で行われた人体実験だ。  折も折、靖国参拝が問題になっていただけに教えられるいわゆる『歴史』の矛盾を考えざるを得ませんでした。  果たして東京裁判の公平さはどこにあったのだろうか、と。  戦争責任とは敗戦国だけが戦勝国から無条件に負わされるものじゃないんじゃないか?何のためのハーグ条約なんでしょう?  戦勝国のための裁判で裁かれた人々の魂をどこまでも迫害せよと?  A級戦犯が、というのなら原爆を落としたアメリカ人は特S級戦犯。  731部隊が、というのなら原爆という壮大な人体実験なぞ言語道断。  それでもアメリカ人と思わしき人が平和資料館を熱心に見学してるのを見て、少し心が安らぎました。  あんたイイ奴だ!   追記   南京。  当時南京の人口は全部で20万人。  それがどういう伝聞を繰り返していけば『南京では30万人が虐殺された!』となるのか。  未だに不思議でなりません。